加工事例

【バリレス仕上】通信機器コインロック部品

長岡精機製作所では、様々な材質の精密部品加工に対応できます。特に、バリ対策や難形状加工においては、豊富な経験とノウハウを有しております。
お客様のニーズに合わせて最適な加工方法を提案し、高品質な製品を提供いたします。

製品名: コインロック
サイズ: Φ12mm x 12mm
材質: SUS303
用途: 通信機器部品
特徴: コインで開閉する機構の部品であり、すり割り部分の加工難易度が高い

SUS303は、快削性に優れる一方、バリが出やすい性質があります。
バリの発生は、製品の品質を損なうだけでなく、後工程でのバリ取り作業の負担増にも繋がります。

長岡精機製作所では、以下の対策を講じることでバリの発生を抑制しました。
・最適な切削条件の選定: SUS303の切削特性を考慮し、最適な切削速度、送り速度、切削深さを追求しました。
・特殊工具の採用: バリが出にくい特殊な形状のバイトやエンドミルを採用しました。
・加工油の選定: 適切な粘度と冷却性を持つ加工油を選定し、切削時の摩擦熱を低減しました。

またコインで開閉する為のすり割り部分の加工は、特に高い精度、品質が求められます。
試作段階では、様々な工具や加工方法を試行錯誤し、最適な加工プロセスを見つけ出す必要がありました。
量産開始後も、定期的な工具交換や寸法測定を行い、品質の安定化に努めました。